歯科治療の麻酔

犬や猫も歯科治療が必要ですが、ヒトと動物と大きく違うのは、動物の場合多くの治療に全身麻酔が必要になることです。

人と違って、「はい、大きく口を開けてください」が難しいからです。

口腔内の診察や歯科用レントゲン検査、歯石の除去も歯肉の中のクリーニングは痛みを伴うため、きちんと治療を行うためには全身麻酔が必要になります。

多くの飼い主さんが、全身麻酔?と懸念されるますが、安全にかつ的確な治療を受けるためには必要な処置です。

麻酔のリスクを最小限にするためには、処置前に胸部レントゲンと血液検査を行います。

当院での歯科治療は、必ず気管チューブを挿管して吸入麻酔を行います。麻酔中は点滴を行い、心拍や呼吸の様子を随時モニターします。

麻酔技術の向上にともない、高齢な患者さんや様々な既往症を持った患者さんも歯科治療が受けられるようになりました。

歯周病などに対する口腔ケアは加齢と共に必要になります。
もう歳だからと諦めることなく、是非歯科治療を受けましょう。

『いつまでも、きれいなお口でおいしいご飯を!』
当院のモットーです。