歯周病

年齢を重ねるにつれて、多くなってくる口腔内疾患の第1に『歯周病』があげられます。

歯を磨かないから、汚れるのは当たり前。歯周病はしかたない。と思われるかもしれませんが、汚れてしまった口腔内は全身に様々な影響を与えます。

食べているから、元気だからと見逃さないでください。

人では、歯周病の原因細菌が心臓病、肝障害、腎障害のひとつの要因になることが明確にされています。そのため、細かな口腔ケアが推奨され、定期検診も含めて予防が勧められています。
犬や猫もおなじですね。

動物の歯周病治療もさまざまなケースがあります。
歯垢歯石の除去を行い、歯周炎の薬で治療する。
抜歯を行う。
歯を保存して、歯周再生治療を行う。
などなど。

治療の第一歩!は、飼い主さんが歯周病に気付くことです。
まずは、愛犬愛猫のお口の匂いを嗅いでみてください。一本でも痛んだ歯があると、必ず臭いがでてきます。右側と左側でも違うんですよ。
よだれがでたり、食べ方が変わったり、硬いものを避けるようになったり。

『歯が痛い!』と言えない動物の代わりに、お口のにおい、気にかけてみてください。