** Topic 2014年 5月**

くしゃみ、鼻水、鼻血=歯が原因?

くしゃみ、鼻水などは、多くが呼吸器に問題があるときにみられる症状です。でも、歯が原因でもおきることがあります。

歯周病や歯牙の破折などにより、歯周組織や歯髄といわれる歯の中の神経血管に、細菌感染がおきると、歯の根の周囲に強い感染がおきます。上顎の歯で、このような状態がおきると、その炎症が鼻腔に広がり、くしゃみ、鼻水、鼻出血などがみられることがあります。これは、歯と鼻腔、副鼻腔が隣り合った位置関係にあり、炎症が波及しやすいからです。
慢性鼻炎は、さまざまな原因でおきますが、その多くが抗生物質や消炎剤等の内科治療で改善がみられます。
しかし、歯の炎症からくるこういった呼吸器症状は、内科治療のみで治らないのが特徴です。原因不明の呼吸器症状が、歯科の診察により、歯が原因であったということも、多々あります。(歯原性鼻炎、歯原性副鼻腔炎と呼ばれます。)

 

 

 

 

上の写真は、歯周病により、歯根から鼻腔に通じる通路(瘻管)ができてしまった症例です。手術により、閉鎖する必要があります。