歯の生え変わり
写真は、およそ生後5ヶ月齢の猫ちゃんです。
乳歯と永久歯が混在する混合期の歯列の状態です。
猫の乳歯は、生後3週間頃から順に生えてきます。
約4ヶ月令(11週令)から、永久歯の歯冠が、顎骨内で形成され、12週齢頃から、生えてきます。6ヶ月令までには、永久歯がすべて生えそろうのが一般的です。
役目を終えた乳歯は、永久歯が生えてくるのとほぼ同時かそれ以前に脱落します。以前に『おうちのなかで、落ちてました?。』と、見せていただいたことがありますが、とても小さな乳歯ですので、なかなか手に取ってみることは、難しいかもしれませんね。
乳歯が、正常な時期に脱落しないことがあります。これを、『乳歯遺残』といいますが、猫より犬で多くみられます。放置しておくと、すぐに病気になるということではありませんが、歯並びの異常(歯列異常)や、歯周病の起因ともなりますので、脱落しなかった乳歯は、病院にて抜歯したほうがよいでしょう。
