** Topic 2011年 9月**

 

●犬歯の形成


 動物の犬歯は、本来獲物を捕えるときに活躍する、長く鋭い歯です。

その機能を支えるために、口の中に見られる歯の長さ(歯冠長)の数倍の長さ(種によって4~5倍以上)の歯根があります。

犬の場合、咬み癖があり、ヒトと生活する上で問題が生じることがあります。まず、適切なしつけを行うことで、多くの問題行動が解消されますが、万が一咬まれたときに被害が少なく済むように、犬歯を短く形成することがあります。

 













 


写真は健康な上顎切歯と犬歯です。
歯には、歯根(根尖より)を通り入り込む血管、神経などが通る歯髄があります。
歯髄は、露出した状態で細菌による感染を受けるので、炎症が起きて、歯髄が壊死してしまった
り、歯の周囲の組織に膿瘍が形成される(膿んでしまう)ことが、あります。
犬歯を、適切な長さで切断し、歯髄治療を行ったうえで犬歯の形成を行います。


















上の写真は、手術後の歯のです。

このような治療は、交通事故など、外傷によってかみ合わせに問題が生じたときにも行われます。