** Topic 2010年 6月**

 

●いろんな歯石


 
犬猫の歯牙疾患で一番多いのが、歯周炎歯周病ではないでしょうか?

動物病院に来院する患者の、およそ80%がかかっているとも言われています。

歯周炎および歯周病の原因ともなる歯垢、歯石には様々タイプが見られます。

清書によりますと『歯垢は唾液中の糖蛋白中の細菌と細菌の細胞外多糖質からなる。歯垢はやがて石灰化し、歯石になる。』とあります。食べのものカスと細菌により作られると考えてよいと思います。

そのため、食べているものと、とりつく細菌により様々な形態が見られるのです。

















左の写真は、歯石がたくさんついた犬の下顎の歯です。歯の外側(頬側)のみならず、内側(舌側)までまるで、土壁のようにびっしり歯石に覆われております。これは、サクサクとした焼きたてのクッキーのような比較的やわらかい歯石でした。

一方、右の写真は、同じく犬の臼歯についた歯石です。こちらは、石のように硬い!歯牙に鎧をかぶせたような歯石です。

歯垢歯石により、結果多くの歯が失われることになりますが、歯周病は、歯肉、歯周靭帯、歯槽骨からなる歯周組織の問題であるので、歯牙自体は健康であることが多いのです。

歯周病は早期治療により、歯を失わずして治る病気です。