** Topic 2009年 9月**

 ●乳歯の犬歯

犬や猫の歯は、種別にもよりますが、おおむね6週令ごろには乳歯が生え揃い、12週令ごろから永久歯が生えるえはじめます。

乳歯を押し出すようにして、永久歯へと順に生え換わります。しかし、6か月令や8か月令になって、対応する永久歯が生えているのに、乳歯が残ってしまうことがあります。これを『乳歯残存』と、いいます。

写真は、ヨークシャーテリアの患者さんです。

生後10か月になりましたが、上顎の乳犬歯が残ってしまっていました。麻酔をかけ、抜歯をしました。→が抜歯をした乳犬歯です。

生えていたところに抜いた歯をおいて撮影しています。

歯肉の外に出ている歯の部分は、比較的小さいのですが、それ以上に歯の根がとても長いです!!

 


















『乳歯残存』は、フードや毛などがたまりやすく、歯周病の起因になります。また、永久歯の萠出を遅らせ、咬み合わせに異常をきたす場合もあります。

時期を見て、抜歯することが望ましいですね。

「自然に抜けませんか?麻酔しないとだめ?」と聞かれることがありますが、写真の乳犬歯は、以外にも長いですよね。なかなか、抜けないんです。

きちんとした処置が必要です。