** Topic 2009年 6月**

 ●ネコの歯周炎

 5月末より雨がつづいているつくばですが、そろそろお空の上では梅雨の準備でしょうか?少々肌寒い感もあります。

 湿気とともに、ペットのにおいが少々気になることもあるかと思います。

 体臭を減らすにはやっぱりシャンプーでしょうか?

 先日、入浴剤タイプのものを、我が家の愛犬に試してみました。

 お湯を張り、入浴剤を入れ、じゃばじゃば!して乾かす!

 洗えているのか、半信半疑でしたが、翌日から匂いが激減!被毛の状態も良く、柔らかい!!すばらしい!

 病院にサンプルを用意しました。おすすめです!お試しください!

 ご来院の際、『サンプルください!』と、遠慮なく言ってください。

 さて、お口のご相談で比較的多いのが、『虫歯』です。

 犬猫では、人の虫歯の原因菌であるStreptococcs mutans(ミュータンス菌)の口腔内常在がすくないのです。しかし、虫歯があるんです。というお話はよく聞きます。虫歯ではないのですが、非常に似た病態が見られます。その一つをご紹介します。

『ネコの歯頸部吸収病巣』です。
  
   写真は猫の上顎の第4前臼歯ですが、黒く穴があいた様に見えるところがあります。
 歯肉は赤く腫れています。
 下の、写真は、麻酔をかけて、きれいに付着物を除去し、クリーニングしたところです。












                                                                                            


中央に、赤く出血している様に見える箇所があります。


 これが、病巣で、エナメル質と象牙質が欠損してます。処置前はこのところに歯垢や歯石が付着していたので、黒くみえたのです。

















このような猫の歯頸部吸収病巣は、その名の通り、歯のくび(歯冠と歯根の間)にでき、病巣が大きくなると、歯冠がぽろっと取れてしまいます。

 エナメル質がなくなるので、ヒトの知覚過敏のような痛みが見られることがあります。

 このような症状の場合、発見が早く、病巣が小さい場合は、レジンなどの詰め物(充てん剤)で、歯を修復することができます。しかし、病巣が大きい場合は、抜歯します。