** Topic 2009年 2月**

 ●歯周病

年齢を重なるにつれて、多くなってくるのが、『歯周病』です。

歯を磨かないんだから、汚くなってくるのは当たり前!と、おもわれるかもしれませんが、とんでもありません!

食べてるから、元気だから、と見逃さないでください。

ヒトでは、歯周病原菌が心臓病、肝障害、腎障害の原因菌になることははっきりとされています。そのため、細かなケアーが推奨されており、集団検診を含めて早期治療がされているかと思います。

動物も、同じことだと思います。獣医さんの中でも、人と同じような認識のもとに、治療をされている先生が多くなってきているようです。

動物の歯周病の治療方法も、さまざまにあります。

抜歯する場合もあります。きれいに歯垢歯石の除去を行い、歯周炎を薬を使って治す場合。失ってしまった歯周組織を再生させ、治療する場合、などなど。

生涯おいしく口でご飯が食べれるよう、個々にあった治療を選ばれることも、大切だと思われます。

治療の第一歩!それは、まず、飼い主さんが、ペットのお口のにおいを嗅いであげてください。一本でも、傷んだ歯があると、必ず匂いが出てきます。右側と左側でも違うんですよ。よだれが多くなったり、また、食べ方が変わってくることもあります。

『歯が痛―い!』と、言えない動物の代わりに、お口のにおい、ちょっと気にかけてみてください。














治療例:ミニチュアダックス

左;治療前(茶色の固い歯石が全部の歯牙についています。歯肉も赤く腫れています)

右;治療後(歯石をきれいに除去、歯周炎治療の軟膏を使い、治療しました)















治療例:ミニチュアダックス

非常に状態の悪い歯周病です。ほとんど、口の中が歯石と歯垢に埋め尽くされてしまっている感じですね。レントゲン検査ののち、病態が進んでしまっている歯は、抜歯をして治療をしました。















治療例:雑種ネコ

口の中に痛みがある様子で、来院しました。奥歯(第4前臼歯)に歯石がついており、歯肉炎がありました。詳しい検査ののち、抜歯をして治療しました。

一口に、歯周病といっても、さまざまです。

まず、クンクン臭いをかいで、気になったら、早期に病院にかかり、治療を始められることをお勧めします!!